助けてあげたい気持ちを大切に!
阪神淡路大震災では、外国人の死傷者の割合が高かったそうだ。これを受け手研究を続けてきた弘前大学社会言語学研究室・佐藤和之教授は防災の日に行われた社会言語科学会で、災害時には「やさしい日本語」を使う事の必要性を訴えたと毎日新聞が報じた。
災害発生直後に通訳を揃えることは難しい。英語が多少分かる人もいるが、愛知県など外国からの出稼ぎ労働者が多い地域では多様な言語を話す人たちがいる。
外国語なんて話せないから!と敬遠するのではなく、彼らが分かるであろう易しい言葉でコミュニケーションを取ることが大切だ。
伝えるべき内容を明確に
外国人や聴覚障害者、知的障害者などは情報弱者となりやすい。子どもに分かるように話すことが「やさしい日本語」を使うということになる。
新聞などに書いてある文章を「やさしい日本語」変換して伝えてみよう。意外に難しい事に気付くだろう。弘前大学社会言語学研究室では言い換えの例文を示したポスターを作成したり、ホームページで公開している。
ホームページでは、緊急速報のやさしい日本語変換が表示される。東日本大震災では「放射性物質」など多様な言葉の言い換えが求められ、ニーズが拡大したという。自治体やボランティアなどの支援団体に関わる人は、一度チェックすることをお勧めしたい。
我々一般の人間も、情報弱者の支援はボランティアなどに任せれば良いと知らんふりをするのではなく、目の前の人の命を助けるのは自分かもしれない、と考えて積極的に支援するようにしたい。

弘前大学人文学部 社会言語学研究室
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/index.html