今年度は震度6強の地震が発生した想定で訓練
神奈川県横須賀市は2016年10月19日、第10回日米合同原子力防災訓練の概要を発表した。
同市では、2007年11月に1回目の合同原子力防災訓練を実施して以降、米海軍や各府省、神奈川県、神奈川県警とともに訓練を実施し、万が一の事態に備えている。
昨年度は、横須賀港寄港中の原子力空母から冷却水漏れが発生したという想定で、市災害対策本部に情報を集約、3回のプレスリリースを発表するなど広報訓練なども行われた。
迅速な情報収集や広報活動などシミュレーション
10回目の実施となる今年度は、三浦半島断層群を震源とするマグニチュード6.8の地震が発生(震度6強・市内全域停電・津波なし)という想定で、情報伝達・共有訓練、広報訓練、基地内従業員の避難訓練、モニタリング訓練、負傷者対応訓練を実施。
外務省、内閣府、原子力規制庁、防衛省、海上保安庁、海上自衛隊、神奈川県、神奈川県警、横須賀共済病院、横須賀市の、各機関が、米海軍、米国大使館と合同で参加する。
訓練は12月15日に行われる予定。詳細は12月上旬に告知する。詳しくはウェブサイトで。
日米合同原子力防災訓練について(市長記者会見)(2016年10月19日) - 横須賀市
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/