小田急バスがKDDIの通信網を使って実施
通勤や通学、日常の外出などで利用する公共機関の中で、さまざまな情報を得ることができれば、万が一の災害にも迅速に対応できる。
そんな試みを行っているのが、小田急とKDDIだ。両社は現在、路線バス車内においてKDDIのIoT (モノのインターネット) 技術で実現する「リアルタイム・バスサイネージ」の実証実験に取り組んでいる。
「IoT」とは、テレビやプレーヤー、レコーダーなどの家電にインターネットを接続することで迅速な情報伝達を実現する最新のシステム。
「リアルタイム・バスサイネージ」は、基地局が設置されているようなバス営業所での定期的な情報更新とはちがい、バス車載モニターにインターネットを接続することでリアルタイム情報を更新することができる。
将来的には電車とバスのデジタルサイネージ連携も
最寄り駅の運行情報や気象情報、ニュースなどを配信するだけではなく、台風進路情報や津波・地震情報、などもバスに乗りながら知ることができる。
さらに、時間ごとやバスの車両に合わせた広告を発信することで、的確なアピールが可能になるなど、今後のバスサイネージの新たな活用方法について検討していく。
実施期間は、2015年11月4日(水)から2016年1月31日(日)。小田急バス吉祥寺営業所内の運行エリアを中心に行う予定。くわしくはウェブサイトで。
(画像はニュースリリースより)
IoTで実現するバス車内の情報・広告配信システム「リアルタイム・バスサイネージ」の実験を開始
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2015/11/