産・官・学が連携して取り組む減災対策
神奈川大学工学部建築学科は、神奈川県安全防災局安全防災部および株式会社アップルホーム(神奈川県横浜市都筑区)とともに、耐震シェルター「安全ボックス」の強度実証実験を行ったことを2014年5月14日、プレスリリースにて明らかにした。
(画像はプレスリリースより)
本実証実験は、近い将来の発生が懸念されている首都圏直下型地震などに対する、産官学連携による減災への取り組み。神奈川大学がアップルホーム社製の耐震シェルターに対する強度実証実験に協力する形で実施された。
建物が壊れても潰れず命を守る「安全ボックス」
「安全ボックス」は、地震による被害から人命を守るために開発された耐震シェルター。木造住宅などの建物が壊れても、安全ボックスを設置した部屋だけは潰れずに被害を防ぐ。
東京都では「安価で信頼できる木造住宅の『耐震改修工法・装置』(平成25年度)」の装置部門として選定。横浜市では補助金対象の耐震シェルターとしての認定を受けている。
本実証実験の目的は、加力実験による水平方向の耐力の確認。実験の結果、構造計算以上の水平方向への強度が確認された。神奈川大学では木造密集地域における減災対策の重要性をふまえ、今後も産官学連携を強化して、地域全体の防災・減災への取り組みに貢献していくとしている。
神奈川県・神奈川大学・県内事業者による減災への取り組み!神奈川大学において、耐震シェルター「安全ボックス」の強度実証実験を行いました
http://www.kanagawa-u.ac.jp/pressrelease/details_11116.html